先生の白い嘘(2) (モーニングコミックス)

男と女の不平等を描いたこの物語。前巻に引き続き、思わず目を逸らしてしまいそうな歪み・悪意が描かれています。全ての元凶である早藤は、相変わらず女性たちを毒牙に掛け続けます。逃げてしまえれば楽なのでしょうが、様々なしがらみと、自分の心にがんじがらめになってしまった美鈴は抗えられないのです。そして、早藤に手懐けられてしまう被害者も……。なんとも胸糞が悪いお話なのですが、女性たちの気持ちは否定しきれないものがあります。レイプされても、それは私が愛されているから……そう信じたいのです。徐々に徐々に、キャラクターたちの気持ちが変わっていく過程が、丁寧に描写されています。美鈴を心配する新妻はどう動いて行くのでしょう? 次巻も目が離せません。

2015年05月01日