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先生の白い嘘(3)

美奈子の嘘の話を聞きながら、美鈴は彼女へ憐憫の眼差しを向けていました。美鈴が「美奈子の本当の面白さを」知ったのは、早藤に犯されてから。吐き気がするほど嫌いな男に、自分は「彼女を見下す座席」与えられた……。美鈴のその解釈は、思わずぞっとしてしまいます。見栄を張って虚言を吐いてしまう女。マインドコントロールされてしまった女。抗いたいのに逃げられない女。元凶である一人の男を取り巻いたドロドロの人間関係の中で、美鈴に想いを寄せる新妻の健気さが唯一の救いです。しかし、彼もまた、狡猾な同級生に操られ……。様々な人間たちが、性を通じて病んでいく。人間の直視したくないはずである部分を、ダイレクトに描写しているところが見ものです。。

2015年05月10日

ガンダム Gのレコンギスタ(1)<ガンダム Gのレコンギスタ> (角川コミックス・エース)

物語の舞台は宇宙世紀後のリギルド・センチュリー。人類を絶滅の危機に晒した「技術」が禁忌として扱われる世界です。宇宙へと伸びる軌道エレベータ「キャピタル・タワー」を護衛するベルリは、初めての実習でG-セルフの襲撃を受けてしまいます。作りこまれた世界観、富野節と呼ばれる独特のセリフ回しから、少しわかり辛いという評価もある「ガンダム Gのレコンギスタ」ですが、そのコミカライズ版であるこの作品では用語や展開などが丁寧に描かれているため、原作アニメよりもわかりやすくなっています。かと言って、アニメとストーリー自体は同じなので、アニメの解説や予習復習に、もちろんアニメを見たことがない人でも漫画として楽しく読める一作です。

2015年05月04日

進撃の巨人(16) (週刊少年マガジンコミックス)

憲兵団はクーデターにより制圧され、調査兵団は王政打倒に成功しました。ヒストリアを真の王家の継承者として女王に即位させるため、リヴァイたちは誘拐されたヒストリアとエレンの奪還のため動きます。その一方でヒストリアとエレンは、巨人と王族の秘密、そしてエレンの父親の過去を知らされていました。真実を知ったエレンは、初めて全てを投げ出して諦めようとしました。しかし、エレンの絶望を打ち砕いたのは、今まで人のために生きてきたはずのヒストリアでした。「私は私のために生きる!」誰かのためでなく、自分の意思でレイス家の運命を否定した彼女の台詞は胸が熱くなります。クライマックスに向け、多くの謎が解明され始めました。果たして、この後に続く壁はどれほど高いものなのでしょうか。続きが待たれます。

2016年10月03日